上田城の北櫓と南櫓に登ってみました!体験レビュー
ではいよいよ現代の上田城内に入ってみようと思いますが、その前に正面の東虎口櫓門(ひがしこぐちやぐらもん)の左右に北櫓と南櫓がありますので、まずはそれに入ってみます。
現在、上田城には北櫓、南櫓、西櫓の3つの櫓がありますが、北櫓と南櫓は中に入る事ができるんです。
ただこれらの櫓にもいろんな歴史が残っています。
北櫓と南櫓は明治維新後に上田城が廃城になった後、民間に払い下げられ、もともとあった場所から撤去されてしまいます。
明治維新後、日本の城はことごとく破壊されていきましたが、上田城の櫓は壊されず、建物ごと移築されたんです。
これには地域のシンボル的存在だった上田城の櫓を壊すことが、忍びなかったのかもしれません。
その後、上田城の櫓は昭和になると遊郭の建物として再利用されたりもしましたが、市民運動で買い戻され、もとあった場所に再移築されました。
そして修復も行われ現在に至っています。
今では有料ですが北櫓と南櫓内部は見学が可能です。
しかし12月〜3月の冬場は閉館になっているので入る事はできません。
【開館時間】 午前8時〜午後5時(入館は4:30まで)
【休館日】
- 4〜7月、11月 毎週水曜日、祝祭日の翌日
- 8〜10月 無休
- 12月〜3月 閉館
【入館料】
- 一般(大人)¥250
- 高校・大学生¥180
- 小中学生¥60
※櫓の入場券は上田市立博物館との共通券になっていますので、博物館にも無料で入れます。
櫓の中に入ってみる
では早速入ってみます!
まず櫓に入には一方通行なおんで入口は1ヶ所しかありません。門をくぐると左に曲がったところに櫓に登る石段があるのでそれを登ります。
すると南櫓があるので、ここで料金を払い、南櫓から北櫓に向かうという順路です。
櫓の中には上田城の歴史に関する展示物があります。
あと上田城のジオラマがあるのですが、これは上田城を中心に周辺の地形まで再現してあるので、上田城と周辺の様子がよく分かりました。
その他、甲冑や観光パンフも櫓内にあります。
南櫓から外を見てみると…
なんとこの景色です!
現在駐車場になっている場所は、かつての尼ヶ淵といわれる崖の下を流れる川(もしくは湿地帯)といわれ、南側から上田城を攻める事は困難だった事がよくわかります。
今では普通に駐車場びなっていますが、この高低差は戦国時代、江戸時代からあまり変わっていないのでしょう。
そして南櫓を抜けると北櫓があります。
北櫓も南櫓と同じく2階になっており、いろんな展示物がありました。
帰る際は北櫓から城内には出れないので、再度、南櫓を通って帰ります。
そして感想
私の感想ですが、この北櫓と南櫓は有料でも入ってみる事をオススメします。
その理由は、上田城には天守閣が無いし、これらの櫓くらいしか、かつての城の建物の中に入る事ができないからです。(西櫓は入れません)
また尼ヶ淵の高低差は、櫓の中から見ると迫力がありますよ。
戦国時代は崖だったのでしょうね。
あと櫓内にはたまにボランティアガイドの方もいて、地元ならではの話を聞くことができるので、時間がある時に活用したいと思いました。