御屋敷公園 | 上田城以前の真田氏の館跡




御屋敷公園 | 上田城以前の真田氏の館跡

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御屋敷公園とは、真田氏が上田城を居城とする前に住んでいたといわれる居館の跡です。

 

 

現在では公園化され、西側の居館跡、東側の歴史館という2部構成になっています。

 

 

戦国時代、山城を拠点にしていた豪族(小大名)は、直接山城に住んでいたワケではなく、城と居館を使い分けていました。

 

 

有事(戦など)の際には山城に立て籠もり、平事(普段)の時は、ふもとの居館で日常生活を送っていたんです。

 

 

これは例えば織田信長の岐阜場にもいえることで、岐阜城は金華山(きんかざん)という標高329mの山の上にあります。

 

 

信長も普段は山のふもとの屋敷で生活をしており、毎日山を上り下りしていたワケじゃないんですね。

 

 

真田氏もそう。

 

 

真田氏本城という山城を居城にしていた真田氏ですが、日常生活は山城ではなく、この平地にある居館で営んでいたといわれています。

 

 

ではまず、居館跡からレビューしてみます。

 

 

 

 


これは公園の専用駐車場。

 

 

来園者は無料で駐車できます。

 

 

これで時間を気にせずに散策できますね。

 

 

 

 

 


御屋敷公園の入口です。

 

 

御屋敷公園の居館跡も東西に分かれており、東は神社になった本館、西はいくつかの土塁があります。

 

 

 

 

 


御屋敷公園の堀跡。

 

 

御屋敷公園は周囲を堀と土塁が取り囲んでいたといわれ、特に北側は大沢川が天然の堀の役目をしていたといわれ、それが現在小川になってます。

 

 

小川自体はあまり大きくないのですが、よく見ると、対岸の民家の位置がグンと上がっていることに気が付きます。

 

 

もしかすると、現在の民家のふもとまで川幅があったのかもしれません。

 

 

 

 

 

 


そして土塁。

 

 

御屋敷公園は土塁がぐるっと周辺を取り巻いています。

 

 

これは屋敷の区画、そして防御を意味したものともいわれています。

 

 

高さは1m〜2mくらいので、場所によって高さも違います。

 

 

 

 

 


御屋敷公園の東側には、真田昌幸が上田城に移る時に勧進したといわれる皇太神社があり、西側に比べて高くなっています。

 

 

 

 

 

そして歴史館

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御屋敷公園の東側は有料の歴史館になっています。

 

 

あと喫茶店もありました。

 

 

館跡から歩いて5分くらいで着きますが、歴史館側にも駐車場があります。

 

【開館時間】9:00〜16:00

 

【休館日】火曜日(祝日の場合は翌日)

 

【入館料】

 

・大人¥200(¥160)

 

・児童生徒¥100(80)

 

()内は25名以上の団体

 

 

 

 

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館内の様子。

 

 

トイレや観光パンフ、そして地元資料と、ちょっとした戦国グッズなどがあります。

 

 

このフロアーの向こうに展示室がありますが、写真撮影禁止なので文章で感想を書きますね。

 

 

展示室には真田三代の甲冑のほか、真田地区の展示がメインでした。特に周辺の山城や街道の事など、上田城以前、つまり真田氏がまだ山間の豪族時代のものが多かったです。

 

 

あと私個人的に気にいったのが、忍者道具の展示。

 

 

真田十勇士は後世の創作ですが、情報収集をはじめ、裏工作部隊みたいな集団もホントにいたそうです。

 

 

その忍者道具が、いろいろと展示してあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

感想

私の御屋敷公園の感想です。

 

 

まずここは所要時間は40分もあれば一通り見て周る事ができると思います。

 

 

内訳は居館跡が20分、歴史館20分。

 

 

ただしこの施設、つまり居館跡ですが、真田氏本城の山城とセットで訪れるがオススメだと思います。

 

 

まあ、距離的にも近いですし、車で10分くらいの距離です。

 

 

真田氏が上田城の前に生活していた屋敷なので、ここもファン的にはチェックをオススメします。

 

 

御屋敷公園の住所

長野県上田市真田町本原2984?1

 

 

御屋敷公園の地図


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