砥石米山城跡 | 真田幸隆が攻略した村上氏の山城
砥石城は上田市真田地区にある山城です。
一説によると、もともとは真田氏の城でしたが、天文十年(1541)に真田氏が追われると、この地に勢力を持っていた村上義清が入城。
この時に小県郡・佐久郡方面の拠点にするために大改築したといわれています。
戸石城はもともと山の一部、つまり南側の出城部分の名前だったのですが、いつからか城全体の名称になりました。
その後、武田信玄に仕えた真田幸隆が攻略し、再び真田氏の城となった歴史があります。
現在ではハイキングコースとして整備され、大河ドラマ風林火山の時も多くの来場者があったそうで、真田丸に備え再び整備も進められました。
砥石城のアクセスは比較的わかりやすく、上田市街と真田地区を結ぶ国道144号線沿いに看板も出ています。【伊勢山】という信号から県道に入って行けば、スンナリたどり着くことができました。
こちらが駐車場。
料金は無料で数台分の駐車スぺースのほか、トイレも完備されています。車で来た場合、ここに車を停めて歩いて散策します。
そして地図。
これを見ると、駐車場のほか山を周辺の平地と合わせてぐるっと歩けるハイキングコースになっていることがわかりますね。
さて、いよいよ砥石城攻略に入ります!
まずは登城口、城の入口ですね。入口は舗装整備されて、観光地によくある公園みたいになっていますが、じつはこれ写真の部分だけで後はキホン山です。
登城口から歩いてすぐのところに砥石城の櫓門があります。よく見ると登れるんですよ。
階段は狭く急ですが、単なるモニュメントではなく、こうやって登る事ができるのは嬉しいですね。自己責任ということで早速登ってみました。櫓門体験です。
櫓門に登ると、前方を遠くまで見渡すことができます。
私の感想ですが、実際に戦国時代にこの場所に櫓門があったのかどうかは分かりませんが、ここも戦国の山城なので門や櫓、そして物見台みたいなものが山の中に点在していたのでしょうね。
また山城の醍醐味のひとつとして、城からの景色というものがあります。
この【景色】のために山城を訪れる人も多く、登山に比べると山城巡りって比高も低いですが、登山とは違った楽しみ方がある事に気が付きます。
そして櫓門を過ぎると…この上り坂です(笑)。
この写真は4月下旬のものですが、山の一部分は草木が生い茂っておらず、正直言ってかなり登りやすい山道でした。
この登りやすさも砥石・米山城のハイキングコースとしての人気の理由のひとつなのかなと思いました。